リスの長い尻尾は大きな特徴ですね。

とても目を引く特徴ですが、リスを飼っている方は注意しなくてはいけないこともあります。

かわいいだけではなく、リスにとって大きな役割があるのです。

赤ちゃん リス

どんなときに尻尾は切れる?

リスの尻尾が切れるのは、天敵に襲われたときや、尻尾が障害物に挟まったときなど、リスにとって緊急事態のときなのです。

命を優先する行動なのでしょう。

長い尻尾は実は切れやすい構造になっているのです。

ふさふさの毛が抜けたのではなく、尻尾ごと切れてしまいます。

詳しく説明すると、途中からぷっつり切れてしまったわけではなく、骨は残った状態で皮が抜け落ちるのです。

トカゲの尻尾は再生することで知られていますが、リスは一度切れた尻尾は元にはもどりません

再生しないのですから、よっぽどのことがない限り簡単に切れたりしませんが、野生のリスでも飼育されているリスでもデリケートなリスが多いので注意が必要です。

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飼育するうえでの注意

特にペットとして飼っている方は尻尾が挟まってしまうような危険な場所がないかなど、飼育環境には気をつけたいものです。

すばしっこいので誤って踏んでしまったり、脱走を阻止しようと尻尾を掴んだりして尻尾が切れる事故も少なくありません。

また、複数飼いの場合リス同士が喧嘩になり、噛みちぎってしまったり、単独で飼っている場合でもストレスから噛みちぎることもあります。

リスは尻尾でバランスをとり動き回っているため、尻尾がなくなってしまうとバランスがとれなくなります。

また眠るときには尻尾を抱くようにして体の熱が奪われないようにしたり、暑い地帯に住むリスは尻尾を日よけにしたりと、様々な役割があるのです。

命を落とすダメージではないにせよ、傷口から炎症をおこしてしまう可能性もありますので、尻尾が切れるのは避けたいですね。

まとめ

時には感情を表す手段でもある尻尾、飼育する際は気をつけて接してあげてください。

今一度飼育環境を見直し、リスにとって暮らしやすい環境であるのか考えてみてはいかがでしょうか。

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