リスといえば、ふさふさの愛らしい尻尾を思い浮かべますね。
この尻尾が何のためにあるのか、皆さんは知っていますか?
今回は、リスの尻尾など、リスの体の特徴について紹介いたします。
リスの尻尾の役割とは
リスは、体の小さな生き物ですが、その体に不釣り合いなほどの大きな尻尾を持っています。
この尻尾には、木の上で行動するときに体のバランスを保つため、寝るときに体を保温するため、天敵に狙われたときにパラシュートのように使用して飛び降りるためなど、様々な役割があるそうです。
犬などと同様に、仲間同士でのコミュニケーションに使われることもあるようです。
また、トカゲのように、尻尾を捕まえられると、尻尾のみを残して逃げてしまいます。
切れてしまった尻尾は二度と生えてこないそうなので、野生には尻尾のないリスも多くいるそうです。リスに触れる際には尻尾を強く掴まないように、気を付けましょう。
リスの身体的特徴
また、リスはとても視力、嗅覚が良く、野生では敵を見かけるとすぐに逃げることができます。
頬には食べ物を蓄えることもでき、ドングリを計6個ほど入れることもできるそうです。
小さな生き物なので、他の大きな生き物から狙われやすいのですが、優れた体の機能をたくさん持っています。
大きな尻尾を持つリス
リスの種類によっては、通常のリスよりさらに大きな尻尾を持つ者もいるそうです。
インドネシアのボルオネ島に生息するフサミミクサビオリスというリスは、リスの同体の1.3倍もの尻尾を持つそうです。
体の小さなリスですが、尻尾に迫力があり、とても迫力のある生き物に見えます。
この大きな尻尾は主に仲間とのコミュニケーションに使われるといわれており、求愛行動や危険の警告として使用されるそうです。
尻尾と体の大きさの割合は、哺乳類で最大ともいわれています。
まとめ
いかがでしたか?
野生のリスは、体が小さい分、他の動物に狙われやすいです。
しかし、優れた視力と嗅覚、役に立つ尻尾を持っています。
小さな生き物ですが、一生懸命生きている姿には、心打たれますね。