皆さんは、野生のリスを見たことがありますか?

日本で見かける機会は少ないかもしれません。

今回は、野生のリスの餌など、その生態について紹介いたします。

野生 リス 餌付け

野生のリスの餌や習性

野生のリスは、植物の種子や花、果実などを食べます

小さな昆虫などを食べることもあります。

ドングリやクルミなどが好物のようです。

時には小鳥の雛までも食べてしまうことがあるそうです。

また、リスは冬眠をする生き物なので、秋になるとドングリなどの木の実をたくさん集めて、冬眠の準備を始めます。

冬の間は地中に穴を掘って巣を作り、その中に入って眠っていますので、野生のリスを見かけることはありません。

冬眠の時期は長く、時々餌を食べるために起きたりしながら、4月から5月頃まで続きます。

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日本に生息する野生のリス

日本に生息するリスは、二ホンリス、エゾリス、エゾシマリスという3種類です

エゾリスとエゾシマリスは、北海道のみに分布する貴重な生き物です。

ニホンリスは、本州、四国、九州と幅広く分布しています。

この3種類のリスですが、近年、絶滅の危機に瀕していると言われているそうです。

近年、ヨーロッパのキタリスや、台湾のタイワンリス、朝鮮半島のチョウセンシマリスが日本でも野生化していることが確認されています。

こういった外来種が、日本のリスたちの存在を脅かしています。

ペットとして輸入された外来種のリスたちが、人間の手によって野生に放たれ、日本のリスたちに生存の危機を及ぼしているそうです。

日本の貴重な3種類のリスたちを守るために、日本哺乳類学会は、2013年にキタリスの防除体制の確立を訴えています。

見かけたことのない種類のリスを目撃した場合は、行政へ連絡しましょう。

また、ペットとして飼ったリスを野生に放つことは絶対にやめましょう。

まとめ

いかがでしたか?

日本にも野生のリスがたくさんいますので、貴重な生態系をこれからも守っていきたいですね。

野生のリスは警戒心が強く、人間を見かけるとすぐに逃げてしまうことが多いのですが、ぜひ遠くから観察してみましょう。

愛くるしい仕草に癒されること間違いありません。

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