皆さんは、野生のリスが冬眠をするということを知っていましたか?
普段から野生のリスを見かける機会は少ないかもしれませんが、冬には全く見かけません。
リスは冬眠をする生き物なのです。
今回は、野生のリスの冬眠について紹介いたします。
リスの冬眠準備
リスは寒さに弱いため、秋になるとドングリなどの木の実や、寝床として使う落ち葉などを集め始めます。
そして、地面に穴を掘り、冬眠の準備を始めます。
この巣穴は、前の年に別のリスが使用したものを使うリスもいるそうです。
穴を掘って冬眠用の寝床を作る際には、食料の倉庫と寝床の部屋、トイレの場所も作ります。
土で完全に蓋をしてしまいますので、冬眠用の寝床を人間が見つけることは難しいかもしれません。
大きな尻尾は、眠るときに体温を確保するためにも役立つそうです。
一番下の部屋に枯れ葉などを集めて丸くなって眠り、冬眠中でも時々餌を食べるために起きて、食料の倉庫へ行きます。
また、冬眠中でも時々排せつもします。
お部屋がきちんと分かれており、なかなか快適そうです。
リスは通常、体温が37度、心拍数は400回/分ですが、冬眠中の体温は5~6度、心拍数は10以下にまで落ちます。
10月中旬から冬眠を始め、4月~5月頃までの長い間、冬眠を続けます。
ペットのリスの冬眠
ペットとしてリスを飼っている場合も、部屋が寒くなれば冬眠することがあります。
ペットのリスが冬眠するかしないかは、種類によるそうで、チョウセンシマリスという種類は冬眠をしないそうです。
輸入先が韓国の場合は、このチョウセンシマリスという種類である場合があります。
高齢や病気がちなリスは、冬眠から目が覚めず亡くなってしまうこともあるかもしれません。
そういった危険を防ぐ場合には、室温を20度以上に保ち、常に暖かくしておきましょう。
また、冬眠しない場合でも、リスは寒さにとても弱いため、風邪を引きやすいので気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたか?
リスを飼う際には、寒さに弱い生き物だということをよく覚えておき、寒くなる季節には注意してあげてくださいね。