リスとシマリスの違いについて調べました。
リスとシマリスの違いについて
最近ペットとして人気が高まってきているリスですが、リスやシマリスなど、様々な呼ばれ方をしています。
厳密に言えば、リスはげっ歯目リス科に属する動物の総称です。
そして、シマリスはその中でもネズミ目リス科シマリス属に分類されるリスの総称です。
したがって、リスの中にシマリスというさらに種類分けされたリスがいるということになります。
シマリスといっても、日本におけるシマリスは主にシベリアシマリスを指しています。
シベリアシマリスは特にアジアを中心に生息しています。
一口にシマリスといっても、世界中に約23種が存在しており、1種が北東アジア、1種がカナダやアメリカ東部、残りは北アメリカ西部原産です。
日本では、シベリアシマリスの亜種であるエゾシマリスが北海道に生息しています。
日本の北海道を中心として生息しているエゾシマリスは1994年から保護対象として捕獲が禁止されており、飼育することも禁止されています。
現在ペットショップ等で販売されているシマリスは、ほとんどが中国や朝鮮から輸入されてきたシマリスです。
しかし、もともとは野生種ということもあり、人間になつかないシマリスもおり、思うようになつかないので途中で手放してしまう飼い主が増えているそうです。
そんな再び野生種となった外来種シマリス同士が繁殖し、増殖して日本各地で増え続けています。
そして、そのシマリスとエゾシマリスとの交雑が懸念され、問題視されています。
現在日本に輸入されているシマリスは、「チュウゴクシマリス」と「チョウセンシマリス」です。
名前の通り、前者は中国から後者は朝鮮から輸入されています。
この2種類のシマリスにも外見上違いがあるようで、一般的にチュウゴクシマリスの方がチョウセンシマリスよりも一回り大きく育つと言われています。
また、チョウセンシマリスの方が縞模様が濃く、はっきりとしていると言われています。
まとめ
リスという大きな種類の中にシマリスという更に細かな分類分けされたリスがいるということが分かりました。
シマリスの中にもさらに分類分けがされていて、地域によって呼ばれ方も違うということが分かりました。