リスは雑食であると言われているが、意外にも昆虫などの生き物も捕食しています。
リスが他にどんな生き物を捕食しているのか調べました。
リスの食べ物について
一般的にリスの食べ物というと、ドングリや木の実を食べている姿を想像しますが、意外にも昆虫や小動物なども捕食しています。
基本的には草食性で、木の実や果実、きのこ、草などを主食としていますが、近年では昆虫、小鳥のひなや卵、爬虫類などを食べるということが調べられています。
リスの種類の中でも熱帯に暮らすリスは、ほとんどが昆虫食へと移行しているとされています。
木の上を住まいとしているリスは、主に木の実や果実などを食べていますが、やはりまれに小動物などを捕食しているようです。
捕食行動をするとされているリスは、リスの中でもジリスという種類に見られるようです。
ジリスは主に草食性で、主に草などの丈の低い植物を食べていますが、昆虫や小型の脊椎動物を食べているところが発見されています。
研究によると、ヒヨコを捕食していること、死んだばかりのヘビを食べていることが報告されています。
また、ジリスの中のジュウサンセンジリスという種類のリスの標本の胃の中のうち、4体からは鳥の肉が、1体からはなんとネズミの死骸が発見されているようです。
さらに、ジリスの別種オジロレイヨウジリスの調査では、標本の胃の中のうち、少なくとも10%がトカゲやげっ歯類などの脊椎動物を食べていたことが発見されました。
そして、キヌポケットマウスというネズミの一種を捕らえて食べていたところも発見されています。
また、ロシアではリスが定期的にネズミを捕食している姿が報告されています。
報告では、リスは定期的にネズミを捕食しているようであり、鋭い前歯でネズミの頭をかじっているそうです。
原因は今のところ不明だということです。
まとめ
リスは、一般的に木の実やドングリなどを食べているというイメージですが、実は雑食性で、稀に昆虫や小型の脊椎動物を食べていることが分かりました。
なぜ捕食するようになったのかは分かりませんが、実際に研究で明らかになっているので進化の過程で何らかの影響があり捕食するようになったのだと思われます。