リスはとても環境に敏感で、特に季節の移り変わりには非常に敏感です。
リスは毎年春に発情期を迎えることも季節を敏感に感じとっている部分のひとつです。
また、リスは秋から冬にかけて凶暴になってしまって心配になる飼い主さんもいるようです。
しかしそれには意味があります。
そしてその意味が冬に太り過ぎておデブちゃんになってしまう原因にも繋がっていると言われています。
リスは冬眠する生き物?
そもそもリスは冬眠する生き物なのでしょうか?
リスは冬眠する種類としない種類がいます。
日本の自然界に生息するリスは3種類で、エゾリス、エゾシマリス、ニホンリスです。
このなかで冬眠するのは、エゾシマリスだけです。
通称シマリスと呼ばれる種類ですね。
しかし、人が飼っている状況にあると室内の温度の調整次第で冬眠をさせないようにすることもできます。
冬の寒さとおデブちゃんの関係
リスは冬眠するしないに関わらず、次に来る冬の寒さを知っていると言われています。
自然界における冬とは生きていくのに必要な食べ物が不足する季節ですね。
リスは本能的に、次に来る冬が寒ければ寒いほど、食べ物を体に蓄えてしまう傾向にあります。
ですので、リスがおデブちゃんになればなるほど、次の冬が寒くなるのでは、とヨーロッパの方でも言われています。
つまり、リスが太るのは、冬に食べ物に困らないように皮下脂肪をしっかり蓄えるための本能なのです。
おデブちゃんと凶暴化の関係
食べ物を皮下脂肪に蓄えはじめるのは、秋からです。
正確には夏が終わる8月末あたりからです。
人に飼われているリスの場合、その頃からリスが凶暴化することがあります。
凶暴化する理由ははっきりとは解明されていないのですが、冬に向けて食べ物を蓄える時、他のリスや他の動物に食べ物をとられることを防ぐための行動だと言われています。
諸説ありますが、リスが太ってしまうことと凶暴化には繋がりがあるのです。
冬は食べ物不足になるかもしれない、だから凶暴化することで自分の食べ物をとられないようにする、そして食べ物を蓄えすぎて太る。ということですね。
太ってしまったリスの注意したい所
リスが冬に太り過ぎておデブちゃんになってしまうことがあることはわかりましたが、注意したいところもあります。
リスも人間と同じで、脂の多い食べ物を食べると太りやすくなってしまいます。
もしもおデブちゃんになってしまったのが冬ならば、本能の可能性はありますが、冬以外だったり、春や夏になってもスマートにならないときは、食事の見直しをすることをおすすめします。
まとめ
リスは冬に太り過ぎておデブちゃんになって心配になってしまうかもしれませんが、それはリスの本能であり、また春から夏にかけてスマートなリスになるでしょう。
リスが太った姿はとてもかわいらしいですね。
ただ太っているだけなのか、冬だから太っているのかを見極めてリスにとっても健康的な生活ができるといいですね。