雪の降る地域では、新雪の上に時折動物の足跡が見られる事があります。

その足跡は様々でカモシカ、キツネ、ウサギ、そしてリスなどの足跡も見られます。

今回は雪の上に見られる野生のリスの足跡の特徴などをお話ししていきます。

リス 雪

リスの歩行について

リスはウサギと同様に並んだ足が「跳躍前進」するという特徴があります。

ウサギは稀に交互に歩行する事もありますが、リスにはそれは見られません。

冬山では特にエゾリスの足跡が見られる事が多いですが、足跡は木から降りて遠く離れた木に移動する時か、雪の季節の前に埋めておいた食べ物を取り出す際などに地上に降りますので、足跡はその時に付いたものが多いです。

その他はほとんど木の上での生活となりますので、地上には降りてきません。

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リスとウサギの足跡の違いについて

ウサギの歩行と同じ「跳躍前進」をするリスですが、見分ける際の違いは何なのでしょうか。

・リスの足跡はウサギよりも一回り小さい。

・雪の上での足跡と共に尻尾の跡が見られない。

・前後左右の足を揃えて着地する。

・前足の足跡がウサギの様に縦に並ばず、後ろ足のすぐ後に小さく横並びになる。

・足跡の大きい方が後ろ足の跡。

・足の指が前足4本、後ろ足5本で前足の親指があまり発達していない。

この他にもリスの足跡は、前足の跡が後ろ足より前になっていたり、前足の跡が見当たらなかったりする事もあります。

この場合にはカンガルーのように飛び跳ねたり、飛んだ後に手をついていたりする事があるからだと推測されています。

野ウサギやリスの足跡の近くには、キツネの足跡も良く見られます

キツネは雑食性ですが、肉食でもありますので、ウサギやリス、ネズミなどを時折獲って食べる為です。

まとめ

雪の上で見つかる足跡には様々な野生動物の足跡が見られます。

どんな足跡かを観察して、どんな動物がそこに生息しているのかを発見してみるのも楽しいですね。

ぜひ雪が降った山に行く機会があれば、足跡を探してみて下さいね。

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