よく飼われる種類のリスですと5~7年、10年くらい生きるリスもいます。
病気やケガなどに気をつけていれば、一緒にいられる時間が比較的長い生き物です。
どんなことに気をつけていけば長く一緒に過ごせるでしょうか。
長く一緒にいるために
ストレスを与えないようにする
なるべく生活の中にストレスがかからないようにしてあげることが長寿につながります。
最もポピュラーなシマリスをはじめ、リスは基本的に単独で行動します。
複数飼いする場合でも、ゲージは別々に用意しましょう。
初心者の方はまず単独で迎えてあげるのがおすすめです。
充分に運動させてあげる
活動量が多い動物ですので、たくさん運動させてあげましょう。
運動量が増えれば、食事の量もしっかり増えます。
ゲージに閉じ込めておくことは大きなストレスになりますので、できれば1日に1度はゲージから出して遊ばせてあげましょう。
豊富なスペースがあることでストレス発散しやすくなります。
冬眠させないようにする
野生で生きているリスは冬眠に備えて餌を充分に取り、体内に脂肪を蓄え体重が増加します。
そして冬眠に入ると体温が下がり、呼吸数、心拍数も減少し、エネルギーの消費を抑えます。
冬眠前に蓄えた餌をゆっくり消費し、越冬することができるのです。
一方ペットとして飼われているリスは、毎日適度な餌を与えられているため、体内に充分な蓄えがあるわけではありません。
この状況のまま冬眠してしまうと、栄養不足になり体力を奪われて、リスの体に大きな負担がかかります。
身体に負担をかけないようにするためには、冬眠を避けた方がいいでしょう。
気温が10℃を下回るとリスは冬眠に入ってしまうことがあるので、温度管理に常に気を配るようにしてください。
部屋の温度は20℃以上を保つように心がけましょう。
また冬眠前になると一時的に攻撃的になることもありますが、春には元の状態に戻ることがほとんどなので見守ってあげてくださいね。
まとめ
生活環境によって寿命が変わってくるといっても過言ではありません。
飼い主さんはリスの体調はどうか、ケガなどはしていないかなどを毎日観察してみてください。
リスにとってのよい環境を整えて、少しでも長く一緒に過ごせるように努力していきましょう。