リスの食べ物というと、ドングリなどの木の実やひまわりの種をカリカリ食べているイメージがあります。
しかし、一体リスは他にどんなものを食べているのでしょうか?
今回は、ペットとして飼う場合に、与えた方が良い餌や、食事の回数について調べてみました。
リスの食事について
野生のリスは、ドングリや植物の種、果実、葉っぱ、花といった植物を主に食べています。
夏の時期は、昆虫なども食べます。
雑食性の動物なのですが、どちらかというと草食性傾向が強いようです。
いろいろな種類のものを食べて、バランスよく栄養を摂っています。
日本でペットとして販売されているリスの種類は「シマリス」が多いのですが、飼育下では、自然と同じような食事を与えるのは難しいですよね。
そこで、ペットショップでは、シマリス用のペレット(固形飼料の餌のこと)が売られています。
栄養バランスや食べやすい大きさ、形などを考えて作られています。
健康維持のために是非食べさせてあげたいところですが、残念ながら、このペレットがあまり好きじゃないシマリスも多いようです。
ペレット以外にも、乾燥させたトウモロコシや果物、麦、にんじん、キャベツなどの穀物や野菜、ひまわりの種をバランスよく配合した自然食も売られています。
ペレットと自然食がミックスされた餌もたくさんあり、小鳥やハト用の餌も食べるので、色々試してみると良いと思います。
リスは果物も大好きで、「りんご、イチゴ、バナナ、ミカン、ブドウ」などを、よく洗って、リスが両手で掴める程度の大きさに小さく切って与えると良いです。
ただし、果物やひまわりの種も、肥満の原因になるので、与えすぎないよう気を付けましょうね。
野菜は、「大根の葉、レタス、ニンジン、小松菜、サツマイモ、大豆」などを、果物とおなじように、小さく切って与えましょう。
大豆などの豆類は、生のままだと有害成分(レクチン)があるので、必ずお湯で茹でたものを与えて下さい。
野生のリスは夏場に昆虫を捕って食べるので、ペットショップにて、ミルワームやコオロギが売っていないかチェックしてみましょう。
なかなか昆虫が手に入らない場合は、煮干し(※塩分の低いもの)や、ゆで卵を与えると良いそうです。
食べてはいけないもの
ホウレンソウには、カルシウムの吸収を阻害するシュウ酸が多く含まれていて、毎日与えていると骨折の原因にもなる可能性があるので、なるべく与えないようにしましょう。
他にも、たまねぎ、にら等のネギ類、にんにくは、貧血を起こし、時には死に至る原因にもなるので、絶対に与えないでください。
もちろん、人間が食べるチョコレートなどのお菓子類も与えてはいけません。
また、粘っこい食べ物は、頬袋の中に残って、腐敗して病気の原因になることがあるので要注意です。
食事の回数について
リスは、朝と夕方に活発に動き回るので、それに合わせて1日に1~2回餌を与えましょう。
特に、午前中のできるだけ早い時間に与えましょう。
1日分の目安は、主食(配合飼料)約25g程度、副食(野菜や果物など)5g程度です。
およそ30gですね。
食べ残す量を見て加減しましょう。
子リスの成長期や、リスが妊娠中・子育て中の場合は、動物性のものを多く与えて下さい。
基本的に、おやつは与えなくて良いそうです。
与えるとしても、主食を食べなくなることのない量を適宜に与えましょう。
リスは食べ物を隠す習性があるので、前の日の餌が隠していることがありますが、餌は毎日与えて下さい。
ただし、隠した餌で巣箱がいっぱいになっている時や、傷みやすい食べ物があるときは、掃除して取り除いてあげましょう。
ピーナッツのカビにも要注意です。
まとめ
やはり、ドングリが大好物で、秋にはよく食べるそうです。
基本的には主食はペレットフードで良いようですが、なるべく旬のものをバランスよく与えてあげたいですね。
色々と食事に気を使って大変な所はありますが、喜んで食べてくれて、すくすく成長している姿をみるのはとても喜ばしい事と思います。
リスとの素敵なペットライフを送ってくださいね。