自然界のリスは秋ごろの10月くらいから、長くて5月頃まで冬眠を続けます。
では家庭で飼育しているリスは冬眠するのでしょうか。
ペットとして飼っている場合冬眠するのか?
野生のリスは巣穴で単独で越冬します。
縄張り意識が強いため、秋は攻撃的になります。
もしペットのリスの気性が荒くなっても、一時的なものと捉えて時期が終わるのを待ちましょう。
無理にスキンシップを取ろうとすると、噛まれることもありますので注意してください。
お互いが穏やかに過ごせるように、ゆっくり見守る姿勢でいましょう。
飼育しているリスは輸入の関係上、冬眠することもあれば、冬眠せずに春を迎える場合もあります。
冬眠をするリスは巣を決めて準備します。
体重の増加がピークを迎えたころ冬眠が始まります。
リスの体温が下がり動かなくなった時は、これから冬眠に入るところなので様子を見てあげましょう。
硬直はせず体は柔らかいままです。
よく観察すると呼吸をしているはずです。
冬眠状態のリスは体温が5℃前後にまで下がり、呼吸、脈拍数も少なくなります。
身体がエネルギー消費を最小限にしようとする状態で春を待ちます。
冬眠というと眠ったままのイメージが強いかもしれませんが、リスは2~3日に1回排泄や餌を食べるために起きてきます。
餌や水は撤去したりせずに置いておくようにしてください。
冬眠させない場合
冬眠するかしないかはリス次第ですが、体にかかる負担が大きいので、もし体力が心配だったり高齢のリスの場合は、部屋の温度を20℃以上に保つようにすれば冬眠しないでしょう。
特にリスを飼うのが初めての方などは、リスの急変などが見分けにくいと思いますので、冬眠をさせないように温度管理に努めた方がいいでしょう。
リスは気温が10℃以下になると冬眠に入りますので、加温器具を使用したり室内の温度に気をつけるようにしてください。
エアコンで室内を暖めるときは風が直接あたらないようにしてあげましょう。
もし気をつけていても眠ってしまったら、少しずつ温めてあげます。
急な温度変化は避け、手のひらやタオルなどで体を包んで温めます。
まとめ
犬や猫とは違う習性である冬眠。
環境を整えてあげることは簡単ではないですが、適切に対応すればリスもきっと可愛い姿であなたを癒してくれるはずです。
飼育すると決めたら、すぐに相談できる専門家や医師を見つけておくと安心でしょう。