リスはとても頭がよく、感受性豊かな生き物です。
そんな頭のよいリスです。
鳴き声にもきっと意味があるはず、と思う人もいるかもしれません。
リスの鳴き声を耳にしたことがあるでしょうか?
リスを飼っている人はあるはずですね。
リスの鳴き声は犬や猫と同じで何種類かの鳴き声があり、それぞれに意味を持っています。
リスの鳴き声の意味を知ることで、リスとのスキンシップをとる時の参考になるといいですね。
発情期の意味を持つリスの鳴き声
まず、リスは発情期に鳴き声をあげます。
リスは生まれた翌年の、4月から5月にかけての春の季節が生まれて初めての発情期となります。
以降、毎年春が発情期となります。
妊娠可能となる発情期からメスは1~3日間、およそ2週間おきに発情を繰り返します。
生き物の発情期の鳴き声と言えば、異性を呼ぶ意味ですね。
妊娠するのは当然メスですが、オスからも「ホロッ、ホロッ」や「ホロ、ホロ」という鳴き声が聞けます。
メスの鳴き声なのか、オスの鳴き声なのかは、人間に区別することは困難ですが、音の波形を詳しく調べるとオスとメスで波形が違うことがわかります。
年に一度の発情期にしかない鳴き声ですので珍しく、飼っている人にはすぐに発情期だと判ることができるでしょう。
警戒の意味を持つリスの鳴き声
リスが周囲に敵がいることを感じとったりと何か異常を感じて警戒している時にも鳴き声をあげます。
「キィ!キィ!」、「キュル!キュル!」という普段よりワントーン高い声で鳴く声が聞けるでしょう。
小さな体で必死に威嚇しているリスの姿は、人間からしてみるとかわいいらしさも感じますが、安易に触ろうとしたりすると、噛みついたり引っ掻いてきたりして人に危害を加えることがありますので注意したいですね。
警戒しているリスの気持ちにもなってあげることは大切です。
高い声で鳴くということは、周囲にも状況を知らせる役目をします。
リスは基本的には単独で行動する生き物ですが、少しでも周りに状況を知らせようという生き物としての本能のようなものを感じます。
威嚇の意味を持つリスの鳴き声
次に、リスが威嚇する時の鳴き声です。
リスは夏の終わりごろから凶暴化する生き物です。
普段お世話になっている飼い主に対しても威嚇の鳴き声を上げます。
秋になると凶暴化する理由は諸説ありますが、冬の餌の少ない時期に向けて他のリスに餌をとられないようにする行動だと言われています。
「グルルルルル」「グゴゴゴゴゴ」のように警戒の時とは逆の低い鳴き声をあげます。
凶暴化しているリスも警戒しているリス同様、無理に構わないようにすることが大切です。
まとめ
リスは、寝ているときに、寝言として鳴き声をあげることもあるので飼い主はびっくりすることもあります。
また、鳴き声は聞く人によって表現も違いますので、リスの表情や動作にも注意して安全にスキンシップをとることをおすすめします。