リスといえば、ふさふさの可愛い尻尾と思い浮かべますね。
アメリカのリスは日本のリスよりも尻尾が大きく、日本よりも数が多いため、人々にとってより身近な存在だそうです。
愛くるしいリスですが、リスが多すぎて困っていることもあるそうです。
今回は、アメリカのリス事情について、紹介いたします。
アメリカにはリスがたくさん
アメリカには、どこにでもリスがいると言われています。
特に、ハイイロリスという尻尾が大きく灰色のリスが多くいるのですが、以前、人々が飼っていたリスを公園に放ったものが増殖したそうです。
また、1856年頃には、ニューヨークでペットとして飼われていたリスが脱走し、それに続いてたくさんのリスが逃げ出し、野生化しました。
昔は、リスを公園に増やすことで美しいものを街に増やし、市民の心身の健康維持に役立つと言われていたそうで、リスの餌やりは奨励すらされていたそうです。
人間のための娯楽として、リスの餌やり行動は加速し、さらにリスを増やす要因となりました。
自然環境と生態系を変えてしまったのは、人間の身勝手な行動だったのです。
現在のアメリカとリスの関係
アメリカにはたくさんのリスがいるそうで、大量発生して困っている街もあるそうです。
リスは繁殖力が高く、一度に3~6匹の赤ちゃんを産みます。
悲しいことですが、専門の駆除業者までいるとのことです。
リスは雑食で何でも食べるため、畑の野菜や庭の植物、ペットの鳥の餌まで食べてしまい、大きな被害となってしまうことがあるそうです。
可愛らしいリスですが、大量発生は自然環境にも人間の暮らしにも、たくさんの影響を及ぼしてしまいます。
現在は、「リスに餌を与えたら罰金」「リスからの病気に感染注意」といった看板のある場所も多くあるそうです。
まとめ
いかがでしたか?
リスはとても可愛いですが、アメリカで害獣とされているということはとても悲しいことですね。
人間と野生動物が共存していくためには、野生として一定の距離を置くこと、生態系を壊さないことが大切ですね。