リスの姿はその長いしっぽが特徴的ですが、リスのしっぽがどのような役割を果たしているかまではご存知ない方が多いのではないでしょうか。
リスのしっぽにもきちんとその役割があります。
リスのしっぽの役割についてお話ししていきます。
リスがしっぽを振っている時
リスはしっぽが左右にしっぽを振っている時というのは、「警戒」や「威嚇」をしている時になります。
その行動を「モビング」と言います。
この行動によってリスの小柄な体を大きく見せ、敵を威嚇します。
飼っているペットのリスによっては、エサやおやつを与えるといった嬉しい場合にもしっぽを左右に振る行動を見せるようです。
それ以外に関しては基本的にリスが緊張している状態にありますので、そっとしておく事が良いです。
その他にもリスが後ろ足を踏み鳴らす行動をする際に、一緒にしっぽを振っている事があります。
この行動は「スタンピング」と言い、これも威嚇している時の動作です。
リスだけでなくウサギにも見られる事があります。
しっぽを振っている時は基本的に嬉しい時を覗いては、相手の事を威嚇していたり、不安になっていたりする事がほとんどです。威嚇している相手を視界に入れないようにしたりするのも一つの手です。
その他のしっぽの役割
警戒や威嚇をしっぽで現すだけでなく、しっぽを使ってバランスを取ったり、眠る時に体に巻き付けて体温調節を行ったりする事もあります。
しかしながら、実はリスのしっぽは「取れやすい」のです。知らない方にはびっくりするかもしれませんが、外敵から身を守る為にしっぽを犠牲にして逃げられるようにしているのです。
取れたしっぽはトカゲなどのように再生はしません。
しっぽが取れたからといってリスがすぐに亡くなってしまう事はありませんが、取れた部分から細菌感染を起こしたりする事がありますので注意が必要です。
飼っているリスの場合にはしっぽを引っ張らないようにしなければなりません。
まとめ
リスはしっぽを使って感情を表現していますが、警戒や威嚇の際にしっぽを振っている事がほとんどです。
ストレスを与えるのも良くありませんので、そっとしておくのが良いでしょう。